ついに今夜からコッパ・イタリアの準決勝が始まります!
ここまで勝ち残っているチームはミラン・ラツィオ・フィオレンティーナ・アタランタの4クラブ。
ミランとラツィオのゲームが今夜29時より行われ、フィオレンティーナとアタランタの試合は28日(木)の同じく29時にキックオフを迎えます。
どのクラブにもタイトル獲得の可能性が多いにある注目の大会を前に、各クラブのファンに
対戦相手のどこに警戒しているか
決勝でどのクラブと当たりたいか
をインタビューを敢行!
今回はラツィオタローさん(@lazio_jp)とミラにすたさん(@milanlove22 )にお話を伺いました!
ラツィオファンに聞く「ミランの警戒ポイント」
もちろんミランのプレイヤーで最も警戒しているのはピョンテクです。おそらくラツィオに限らず、ミランと対戦する全クラブが彼を意識するでしょう。
ここ数シーズンに渡ってミランに欠けていた”得点力”というピースがようやく埋まったように思います。
得点力の向上に加えて、ミランの高い守備力も依然として脅威ですね。
これはカンピオナートでのデータですが、ミランは13試合連続で2点以上の失点をしていません。また、先制点を許した試合で勝ち点を取った回数がセリエAで最も多いというデータもあります。
こうした事実からもわかるように、ガットゥーゾのミランはとにかく大崩れをせずに粘り強く戦えるチームです。ラツィオとしてはいかに少ないチャンスをものにして、また先制点を奪っても集中力を切らさずリードを保てるかがカギになりそうですね。
この点はラツィオの今季の課題でもあるので、ミラン戦はラツィオの今後の戦いを占う試金石になると思っています。
ラツィオファンが決勝で対戦したいチームは?
決勝まで進めたら、是非フィオレンティーナとの対戦を観たいと思います。
フィオレンティーナのピオリ監督がかつてラツィオを率いてたとき、インザーギはそのユースチームを指揮していました。彼はトップチームと戦術を合わせるためによくピオリの戦術を研究しており、ピオリ本人から直接指南も受けていたと話しています。その甲斐あってか、ピオリからバトンを引き継いだときも円滑にチームをコントールできていましたね。インザーギとピオリの師弟対決がコッパの決勝の舞台で実現したら最高です。
また、いまやヴィオラの軸となったシメオネとキエーザの父親はどちらも同時期にラツィオでプレーした経験があります。愛息子が古巣とタイトルをかけて争うことになれば、この2人もきっと楽しみなのではないかと思います。
ヴィオラはローマから7得点を奪った強力なチームです。アタランタもまた強いチームですが、準決勝を制して決勝の地であるオリンピコにやってくることを期待しています。僕らも負けません。
ミランファンに聞く「ラツィオの警戒ポイント」
やはり第1に警戒すべきポイントはエースのインモービレの存在でしょう。ここ最近ラツィオ相手に良い結果を収められるようになってきてはいます。しかし、17-18シーズン第3節ラツィオ対ミランのインモービレの恐怖をミラニスタは忘れることが出来ないでしょう。中国資本が入って希望に満ち溢れていたミラニスタが現実というものを突きつけられたという試合だったと思います。やはり、あのトラウマはそう簡単に消えるものではないと思いますし、いつになってもインモービレの存在は怖いです。
次は、ラツィオの状況が圧倒的に不利ということです。ラツィオはとにかく怪我人が多いのと最近の試合で良い結果が出せていません。前回対戦はミランが怪我人続出で本職のCBが1人しかいないという状況だったのですが、蓋を開けてみればオリンピコでミランが勝ち点2を落としたという表現が近いようなほとんど勝ちゲームに近い引き分けだったという試合でした。ミランは調子が良いですが、いくらラツィオが不利な状況だからとは言え、素直に負けてくれるとは思いません。窮鼠猫を噛むということわざがありますが、そんな試合にならなければ良いなぁと思います。
そして、1番心配なのが、主審がオルサートとということです。何が起きるかわかりません。ピョンテクとインモービレという両エース以上に主審が目立ってしまうような試合にはならないことを切に願います。
ミランファンが決勝で対戦したいチームは?
アタランタよりフィオレンティーナです。理由は主に2つあります。
①リーグ戦で敗北していること
12月のミランはどうしようも無いほど低迷していましたが、深刻な得点不足で勝利出来ないという状況が続いただけで、12月のリーグ戦の敗北はこのフィオレンティーナだけでした。前回の対戦とは違ってイグアインが去り、ピョンテクとパケタという新しい武器をミランは手に入れたので、必ずリベンジしなければなりません。
②CLやEL出場争いを毎回フィオレンティーナと繰り広げていること
12-13シーズンのCL出場、16-17のEL出場など最終節まで勝利の行方がわからないような本当にギリギリの戦いをする相手は毎回フィオレンティーナというイメージがあります。そして、その戦いを制するのも毎回ミラン。今回も勝利して例外はないという証明をしなければなりません。
あとは、ミランを蹴ってフィオレンティーナに移籍したムリエル相手にしっかりと勝利を納めてほしいのと獲得出来る出来ないは別にしてキエーザにミランは良いチームということを感じてほしいのもあります。
ただ、リーグ戦の順位表的にアタランタと当たる可能性の方が高いかもしれません。前回対戦はミランが完勝という感じでしたが、1回で全てが決まる試合はまた別の試合になると思いますし、油断は出来ません。ミランにはケシエ、コンティ、カルダーラという元アタランタの選手が3人いますが、しっかり勝ってアタランタ→ミランの移籍がステップアップだということを証明してほしいです。
最近コッパ・イタリアは決勝まで駒を進めることが多くなってきましたが、残念ながらユヴェントスに阻まれて優勝できていませんでした。しかし、今大会はすでにユヴェントスが敗退しています。これはもう優勝するしかないでしょう。是非この大会をミラン復活の第一歩にしてほしいです。
ラツィオvsミランは今夜キックオフ!
ラツィオとミランが激突するコッパ・イタリア準決勝第1戦は今夜キックオフ!
決勝への切符をかけた重要なこの戦い、どちらが初戦を取るか必見です!