セリエA17-18最終節ラツィオ対インテル。この試合のことは一生忘れられない。
セリエAの試合はいつも早朝になるかどうかという時間帯の深夜に眠い目を擦りながら試合を見るのが普通だった。
だがしかしこの日だけは違う。この日だけは前の日から眠気など全く来ないほど緊張していた。この試合はインテルが勝てば4位、それ以外ならラツィオが4位でCL権を獲得、まさにCL権獲得をかけた大1番だったからだ。
インテルが勝てば実に7年振りのCLの舞台に戻れるのである。緊張しないわけが無い。恐らくインテルを応援し始めてから1番緊張しただろう。
インテルのスタメンはこちら
当時出せるベストメンバーをこの試合で揃える事が出来たのも幸運だったかもしれない 。
・前半
前半は開始早々に動く。前半9分にラツィオ先制。勝たなければ行けない試合でまさかの先制。インテルに絶望感が重くのしかかる。「今年もダメなのか...」心のどこかで僕はそう思っていた。
しかし、選手達は諦めていない。前半29分、コーナーキックからダンブロージオが押し込み同点。また息を吹き返した。半ば諦めかけていた僕もまた希望を取り戻し、画面から目が離せなかった。
まだ終わってない、そう思った瞬間の前半41分、ラツィオのフェリペ・アンデルソンが綺麗なカウンターを決め切りまたもや1点突き放される。希望を持った先にまた絶望、そんな前半戦だった。
・後半
後半戦は最低でも2点は取らなければならない。そう思った瞬間に、「これ行けるのか...?」と大きな不安が残る。でもやるしかない。僕には応援することしか出来ない。そう思いながら画面を見守っていた。
ここでインテルに希望が見えた。77分、イカルディがPKを獲得。これをイカルディ自身が決めて同点とする。選手達はまだ諦めてない。まだ戦える。後半はもう両手を握って祈ることしかしていなかった。
さらに風向きが大きく変わる。ラツィオのルリッチが反則により退場、インテルはここで数的有利な状態となる。
そして80分、コーナーキックからベシーノが逆転のヘディングを叩き込み、勝ち越し。このゴールは他のどんな試合のゴールよりも重く、美しいゴールだったと思う。このゴールは僕の人生の中で最も印象的なゴールとして一生忘れない。
このゴールが決勝点となり、3-2でインテルが勝利。7年振りのCL権を獲得した。この試合はまさに僕がインテルに思い描いていること全てを体現したような試合だった。最後まで諦
めず、後半で劇的な逆転勝利を見せる、これだからインテリスタは辞められない!
この試合から僕はインテルの試合を見る時はどんなにリードされようと後半まで観る。サッカーは何が起こるかわからない。だからこそ美しい。それを体現するインテルがより好きになった。
「僕にとってこの試合以上の試合はもう絶対見ることは無いだろう」そう思わせてくれるような最高の試合でした。
【忘れられないあの試合】
17-18シーズン
Lazio VS Inter
2-3
ちょー(choyo_inter)