Lo Stadio Giapponese

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セリエA入門用語集〜今日から貴方もカルチョクラスタ〜

 

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 2019年最初の記事ということで、今回はセリエA入門用語集と題してSNSや大手サッカーサイト等でよく見かける単語を簡単に紹介していこうと思う。これからイタリアのサッカーを見てみたい!というそこの貴方、ちょっと気取って「サッカー」を「カルチョ」と呼んでみてはどうだろう?そうすればもう我々セリエファンの仲間である。Lo Stadio Giapponeseと此処に集いしカルチョクラスタは皆様を心より歓迎する。

 それでは早速みていこう。まずは試合の前の情報収集や試合外のところで使えるカルチョ用語を紹介する。

 

 

試合を観戦する前に

 ゲーム開始の笛が鳴る前に確認しておきたいカルチョ用語をチェックしておこう。スタメン発表や応援するチームの情報を得るのに欠かせないため、是非最初に押さえておきたい。

 

  • カルチョ

 そもそもさっきから口にしているカルチョであるが、イタリア語でサッカーを意味する。基本時にはイタリアのサッカーを差し、他国のサッカーをカルチョとは呼ばない。

   使用例:ロベルト・バッジョを抜きにしてカルチョの歴史は語れない。

 

  • メルカート

 移籍期間のこと。イタリア語で「市場」を意味する。イタリアでは8月と1月がメルカートの期間となるが、シーズンの切れ目である夏のメルカートにビッグ・ディールが決まることが多い。

   使用例:今季は例年に比べて動きの少ないメルカートとなった。

 

  • ティフォージ
 現地の熱狂的なファンのこと。日本ではあまり見かけないが、選手のインタビュー等の中で登場する頻度の高い単語。

   使用例:彼の移籍はティフォージが納得しないだろう。

 

  • プリマヴェーラ
 いわゆる下部組織。略して「プリマ」と呼ぶことが多い。プリマ出身の選手はサポーターにとっても特別な感情を抱かれる存在であり、そのぶん移籍の際は問題になることが度々ある。

   使用例:プリマ上がりのドンナルンマやクトローネの台頭がACミランの希望である。

 

  • カピターノ
 チームのキャプテン。今季からセリエAでは特殊な事情を除いてキャプテンマークのデザインを統一しているが、賛否両論である。

   使用例:最後に試合を決めたのは頼れるカピターノだった。

 

 
 まだまだ沢山挙げたいところではあるが、まずは使用頻度の高い5つをチョイスした。続いて試合中に使えるカルチョ用語をチェックしていく。

 

 

 

試合中に使いたいカルチョ用語

 カルチョを観るのに欠かせない4つの単語をチョイスした。すぐに使えるものばかりなので、どんどん覚えて使っていきたい。

 

  • フォルツァ
 イタリア語で「頑張れ」の意。Forzaと書き、チームに向けて声をかける時によく利用する。試合が始まったら「Forza 〇〇」と言ってみるところからカルチョは始まる。

   使用例:Forza Juve

 

  • リゴーレ
 PKのこと。セリエAではW杯やアジア杯でもお馴染みのVARが導入されており、これによってPKの頻度は高まっている。松木安太郎に教えたいカルチョ用語ランキングNo. 1

   使用例:リゴーレ!リゴーレだ!リゴーレだろ!?

 

  • ジャッロ(ロッソ)
 黄色カード(赤カード)のこと。ジャッロは黄色を意味し、ロッソは赤色を意味する。色を用いたカルチョ用語は多いため、まずはここで一つおさえておきたい。

   使用例:いきなりロッソは厳しすぎる。ジャッロが妥当だろう。

 

  • ドッピエッタ(トリプレッタ)
 1人の選手が2得点(3得点)すること。トリプレッタはイタリア国外ではハットトリックと呼ぶのが一般的だが、カルチョではトリプレッタと呼ぶ。

   使用例:移籍直後のドッピエッタで彼は疑問の声を黙らせた。

 

 


 以上の4つがゲーム内で使用頻度の高いカルチョ用語だろう。積極的に口に出してセリエサポーターでない友人たちにも是非布教していってほしい。

 最後に、セリエAのチームについて簡単に記していく。

 

 

チームやサポーターを表すカルチョ用語

 応援するチームや気になるチームを愛称で呼ぶだけで、不思議と距離がグッと縮まったような気分になる。遠く離れたクラブを身近に感じる心地良さと、それと同時に湧き上がる愛着を感じていただきたい。


 セリエでは、チームをユニフォームの色で呼ぶことがある。最も一般的なのはフィオレンティーナの愛称「ヴィオラ」だろう。ヴィオラはイタリア語でフィオレンティーナのホームカラーである紫を意味する。その他にも、ユヴェントスならビアンコ・ネロ(白黒)、ミランならロッソ・ネロ(赤黒)、ローマならジャッロ・ロッソ(黄赤)などと呼ぶ。
 また、それぞれのクラブのサポーターにも愛称があり、これについてはインテリスタ(インテルのサポーター)、ドリアーノ(サンプドリアのサポーター)、ラツィアーレ(ラツィオのサポーター)と様々である。是非、応援するチームを愛称で呼び、自らも同クラブのサポーターを名乗っていってほしい。

 

 

最後に

 いかがだろうか。これらは全て入門程度のカルチョ用語であり、バンディエラやカンピオーネ等の紹介しきれなかった素敵な言葉もまだまだ沢山存在する。

 そこで、読者の皆様に手を貸していただけるのであれば、皆様もスタジャポに集いし同志としてセリエAにこれからやってくる新しい東の果ての仲間へのガイドをお願いしたい。

 上記にあげたカルチョ用語以外にも、よく見かける単語や表現を使用例と意味を添えてコメント欄に紹介していただけると幸いである。

 

 まだまだ至らぬ事ばかりの我々だが、記者陣のみならずセリエAを応援する同志たち皆の集う場所としてLo Stadio Giapponeseがあるために、そして、東の果てからセリエAを共に盛り上げていくために、皆様の力を貸していただければと思う。