EURO2012準々決勝イングランド戦。
スコアレスのままPK戦に突入。イングランドのGKはジョーハート。
アッズーリの2番手リカルドモントリーヴォが外し1-2で迎えた 3番目のキッカーはアンドレアピルロ。
軽く助走し、蹴る。
ジョーハートの横っ飛びをあざ笑うかのようにボールはゴールへと吸い込まれる。
アッズーリの偉大なレジスタが強豪イングランド相手にクッキアイオを決めた瞬間である。
このゴールから流れはイタリアに引き寄せられる。
このゴールは当時世界的名選手たちもツイッターで称賛した伝説のPK戦。
私がアンドレアピルロという偉大なレジスタを知ったのは2003年頃のこと。
当時は2002年日韓ワールドカップでコカコーラのおまけで海外選手のカードやフィギュアが付いていて海外サッカーに興味を持ち 始めた頃である。ちょうどその頃にゲームセンターでwccfとい う海外サッカーがテーマのアーケードゲームが登場した。 海外サッカーに興味を持ち始めた私も当然ハマりだす。そして20 03年頃にアンドレアピルロ選手のカードを引き、 なんとなく強そうなので自分のチームに加入させた。 そして私は衝撃を受けた。『なにこの選手!? めっちゃパス通るじゃん!!』
こうしてアンドレアピルロという偉大なレジスタを知った。 それからアンドレアピルロという選手はACミランに所属しているのでミランの試合を見るようになった。 当時は中田や中村の影響もあり深夜にセリエAの試合を中継するのが増えていたのでミランの試合を見ることができた。
ミランでのピルロは優雅に振る舞っているように見えた。 プレスに来る相手を軽くいなし、 相手のサイドを深く抉る正確なロングパス。 難しいプレーを軽々とこなすピルロにますます惹きつけられた。
2006年のアッズーリの躍進は誰もが知るところ。
ガーナ戦でのコーナーキックからのピルロのミドル。
アメリカ戦のFKでの絶妙なアシスト。
準決勝ドイツ戦でのグロッソへのアシスト。
決勝フランス戦でのマテラッツィへのアシスト。
大会を通じてオーバーラップを繰り返すSBへ正確なロングボール 。
ピルロの活躍なくしてアッズーリの優勝はなかったのかもと思えるほどの活躍ぶり。
ピルロはパスだけでなくFKの名手でもあることを忘れちゃいけない。
ブレ球、無回転、壁の上から強烈なドライブかけて落とすボール。 実に多彩な球種を蹴り分けるFKはもはやアーティストの領域。
私がピルロの数々のプレーで印象に残ってるゴールは2010年10月2日のセリエA第6節ACミラン対パルマ戦での無回転ミドル 。
とにかく凄い。凄いというより美しい。 あんな綺麗な軌道でゴール決めれるのはピルロくらいと言っても過言ではないかと(笑)
そんな偉大なレジスタ、アンドレアピルロは2017年11月6日 自身のTwitterでユニフォームを脱ぐことを表明した。
【ファンが作るセリエA歴代選手名鑑】
File No. 11
Andrea Pirlo
文:ケイタ@コーギー大正義!(@KEITA0711)